膵臓がん検診(MRCP)
MRCP検査とは
MRCP(Magnetic ResonanceCholangio Pancreatgraphy)MRI装置で胆のう・胆管・膵管を同時に抽出する検査です。 このような方はぜひ検査を受けてください。
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MRCPでわかる病気
膵臓は食事を消化したり血糖をコントロールするなど重要な役割を担う臓器の一つですが、その一方でがんがあっても進行するまで症状が出ない、画像によく映らない、病気の進行が速いといった悪条件が重なるため、「暗黒の臓器」とも呼ばれています。5年生存率は10%前後で予後(見通し)の悪いがんの代表格です。膵臓がんの多くは早期から主膵管の狭窄(A)と拡張(B)を伴っており、 特にMRCPはその描出に適しているとされています。
液状物を含んだのう状構造物(C)が、膵臓に生じる疾患の総称。
胆のう内の石(D)や総胆管内に石があると、黒く抜けた画像が出てきます。 |
MRCP検査の特徴
- 内視鏡を使用しないので苦痛が少なく、また合併症もなく行えます。
- X線を使用しないので放射線被曝がありません。
- 血管内造影剤を使用せずに胆のう・胆管・膵管の抽出が可能。
※検査時間が20~30分と長めです。
※体内にペースメーカー等の金属が入っている方や、妊娠されている方は検査を受けられません。
※閉所恐怖症の方は要相談になります。
MRCP検査の流れ
- 検査前6時間の絶食をしていただきます。
- 撮影前に胆管・膵管の描出を良好にする為MRI用経口消化管造影剤(250ml)を飲んでいただきます。
※マンガンを含むのでまれに軟便・下痢などの症状が起こる場合があります。
- 撮影台に横になっていたただき、何度か息を止めながら検査を進めていきます。
検査内容・料金
MRI検査(胆のう、胆管、膵臓)・腫瘍マーカー(CA19-9)
単独 : ¥22,000(税込)
※土曜日の受診も可能です。