診療案内

肝臓外来

診療スタッフ

吉川 大太郎

外科部長
資格・専門医
日本外科学会 外科専門医 日本消化器病学会 消化器病専門医 日本肝臓学会 肝臓専門医 日本肝胆膵外科学会 評議員 日本消化器外科学会 消化器外科専門医等
肝臓手術 執刀数 約200例

吉川大太郎

診療科紹介

「沈黙の臓器」。。。
肝臓はしばしばこのように表現されます。

肝臓はおなかの中にある1000~1500gもある大きな臓器です。肝臓は体に必要なものを作ったり不要なものを分解・処理したりと、人体を維持するうえで重要な役目をたくさん 担っています。一方で肝臓は非常に我慢強い臓器で、多少痛んでいてもなかなか症状を出しません。
症状が出たときには病気が進行してしまっているということもしばしばあります。
だからこそ、肝臓が悲鳴を上げるまえに気にしてあげること、気づいてあげることが大切です。

当外来では、検診などで発見された肝機能異常や脂肪肝から、ウイルス性肝炎、肝臓がんまで、とくに慢性の肝臓病にお悩みの患者さんに対して、診断・治療・経過観察を行っていきます。

検診を受診した方の4~5人にひとりに非ウイルス性肝障害が、3~4人にひとりに脂肪肝が見つかります。
検診は肝臓の異常に気づいてあげる良い機会になります。ちょっとした異常を放置せずにご相談ください。

肝臓病について

「肝臓病」とひとことで言ってもいろいろな病気があります。

代表的な疾患としては、「B型肝炎」・「C型肝炎」「アルコール性肝障害」が有名です。
これらの病気は、肝臓で慢性の炎症を引き起こし、少しずつ進行して肝臓が硬くなって「肝硬変」となり、「肝臓がん」を発生する主要な原因となります。

「B型肝炎」「C型肝炎」を引き起こす肝炎ウイルスに対する治療法の最近の進歩はめざましいものがあります。抗ウイルス療法を適切に行っていくことで、肝炎の進行を抑えたり、「肝臓がん」が発生するリスクを下げることができます。

「脂肪肝」が注目されています。
「脂肪肝」の中には肝炎を引き起こして「肝硬変」・「肝臓がん」に至る重症のもの(「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」と言います)もあることから、「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」とまとめられて注目されているのです。近年は非ウイルス性・非アルコール性の「肝臓がん」が増加しており、たかが「脂肪肝」とはいえないのです。メタボリックシンドローム(いわゆる「メタボ」)と関連が深く、生活習慣の改善と、糖尿病や脂質異常症などを合併する場合にはあわせて治療を行う必要があります。

「肝臓がん」は日本人のがん死因の第4位となっており、ほとんどが先述の慢性肝臓病の方に発生するという特徴があります。ですから慢性の肝臓病を放置しないことが大切なのです。
「肝臓がん」の治療は、おのおのの患者さんのもっている肝機能と、がんの状態(大きさ・個数)によって、内科的治療と外科手術治療を上手に使い分けることが大切です。そのためには、「指揮者」になる主治医をもつことが必要です。              

当院では肝臓専門医が「指揮者」になり、内科的治療から外科手術治療まで、患者さんごとに最適な治療を提供させていただく体制をとっています。

「検診で肝臓の数字がひっかかった」、「脂肪肝といわれた」、「いわゆるメタボですねといわれた」、「ここ数年太ってきた」、「親兄弟に肝臓病の人がいる」、「毎日お酒を飲む」。。。肝臓は気にしてあげること、気づいてあげることが大事です。まずはお気軽に受診してみてはいかがでしょうか。

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